昭和33年に故井上利夫会長が設立いたしました第一工業株式会社は、今年50周年を迎えることができました。これも偏に永年にわたり関係各位の変わらぬご指導とご支援と、信用第一の社風を残された先輩各位の努力のおかげでございます。皆様のご厚情に改めまして、心よりお礼申し上げます。

振り返りますと創業当初から「技術を真心こめて冷凍機一筋」「信用第一」「出会いを大切に」を標榜し、アイスキャンディー製造装置、チョコレート冷却装置、ショーケースや食品用冷水機など終始一貫して冷凍機応用製品の開発と製造をし、その用途を食品メーカーの製造工程の冷却に邁進してまいりました。

常に零細企業が生き残る道は何か、今やらねばならないことは何かを問いかけながら「小さな会社でもぴかっと光るもの」を追い求めてきた50年だったように思います。「ぴかっと光るもの」とは、技術、信用、社風、企業理念、人などでしょうか。どれも長い期間を通じて培われるものであります。時代の変化の中でそれらを磨いてこそお客様に愛される企業となり、永続することが可能となると考えています。

私はこの50周年を迎えるにあたり、一つの節目として感謝し、ただ単に過去を振り返るだけでなく「過去」を検証し、これからの50年に向けての「将来」を考える契機にしたいと思います。お客様や技術の変化に対応し、創業の精神に立ち返って「技術を真心込めて」を邁進し、これからも社会のお役に立てる会社になればと考えています。

私たちを取り巻く環境は大変厳しいものがありますが、50年の歴史を胸に心新たになお一層社業の発展に努力を重ねてまいります。なにとぞ今後とも格別のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げ、ごあいさつといたします。

代表取締役 井上拓